植松 繁(香川県)
2600系の所属する全4両で編成を組んで運転された、阿波踊り時期の高徳線特急「うずしお」。
‘22.8.15 予讃線 高松
予讃線特急「いしづち」シャトル便で運転された2600系。
‘22.8.17 予讃線 端岡~国分
JR四国が2編成4両だけ製造して所有する、空気ばね式車体傾斜装置装備の2600系が今夏の多客期輸送に大活躍した。まず、阿波踊り開催期間中は高徳線特急「うずしお」に4両編成(すなわち所属全車)に充当され多くの観覧客を運んだ。
その後は、予讃線特急「いしづち」のシャトル輸送(多度津、宇多津〜高松)に2連で充当され乗り換え客を運んだ。
【編集部追記】2600系は当初は2000系の置き換えを目的に誕生した系列で、振り子式に替えて車体傾斜装置を備えて登場した。しかしカーブの連続する土讃線においては空気ばねへの空気供給が追い付かないことがあることが判明し、量産は中止。先行車4両のみの少数派として、現在は定期運用としては高徳線「うずしお」のみとなっている。
また、「いしづち」のシャトル輸送とは、通常岡山発着の「しおかぜ」、高松発着の「いしづち」が多度津または宇多津から松山まで併結運転されるところ、全車両を岡山発着の「しおかぜ」として、高松方面への乗客を多度津または宇多津にて乗り換えてもらうために設定される列車。
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