服部ひろみ(京都府)
2019年11月10日にD51 200が牽引した列車が、実質的なラストランとなった。
’19.11.10 北陸本線 長浜~虎姫
2021年5月21日、JR西日本より「SL北びわこ号」の運行終了が発表された。理由は、客車として使用している12系の煤煙の影響の少ない換気対策が困難であること、同系の部品の入手など、保守に苦慮していることが挙げられている。
「SL北びわこ号」は1995年8月に運行を開始。米原~木ノ本間の臨時列車として運転開始した。関西で気軽に乗れるSL列車として家族連れや鉄道ファンに愛され、2020年は25周年記念ヘッドマークを掲出して運行する予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響により年間すべての運行が休止となり、実質的な最終運転は、2019年11月10日だった。
牽引はC56 160が主に担当し、検査中などはC57 1が担当。2018年5月にC56 160が本線から引退してD51 200に交代したが、同機での運行はわずか5回で終了となった。なお、SL検査後の本線試運転はこれまで同様、北陸本線で実施するとのことだ。
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