台風10号による東海道新幹線一部区間終日運休で、北陸う回ルートは大混雑

宮島昌之

北陸新幹線で臨時列車を設定。写真は敦賀発上野行き「はくたか696号」上野行きの案内表示。

‘24.8.30　北陸新幹線金沢

特急「サンダーバード」の臨時列車も設定。写真は98号で681系W16（しらさぎ色）＋683系V35（サンダーバード色）の混色編成。

新幹線乗り換え改札付近の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」には長い行列。

‘24.8.30　北陸本線敦賀（2点共）

　2024年8月30日、本州に上陸した台風10号による大雨のため、東海道新幹線の東京～名古屋間が終日運転取りやめとなった影響で、関東と中京・関西を結ぶ迂回ルートとして、北陸新幹線と特急「しらさぎ」・「サンダーバード」が大混雑になった。

　急遽、救済の臨時列車も運転され、北陸新幹線「はくたか」は687・689・696・698号（共に1号車～10号車は自由席）を、特急「サンダーバード」は89・97・90・98号（共に2号車～9・12号車は自由席）が設定された。

　金沢駅では、ホームの各乗車口に係員を配置、「はくたか568号」東京行きは駅到着直前の時点で自由席160％の放送が流れ、指定席車のデッキや立席の利用を促した。

　敦賀駅では、紙の切符の利用客は乗り換え自動改札機の改札を省略、手売りによる自由席・立席専用の臨時きっぷ売り場を設けた。

　また、乗り換え改札付近の「みどりの窓口」「みどりの券売機」や隣接の売店は係員が誘導するほどの行列で、お手洗いにも長い列が伸びていた。

P：宮島昌之

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