【中央線快速電車】豊田車両センターE233系0番代の近況

大森瑛人

新宿－八王子間開業135周年を記念したヘッドマークを掲げるT35編成（大月、青梅方）。

‘24.8.12　中央本線 水道橋～御茶ノ水

大月、青梅方ヘッドマークのズームアップ。

新宿－八王子間開業135周年を記念したヘッドマークを掲げるT35編成（東京方）。

東京方ヘッドマークのズームアップ。

展示会場となる立川駅2番線へ入線する、T24編成グリーン車込み12両編成。

 T編成に掲げられたプレート（バージョン１）。

 T編成に掲げられたプレート（バージョン２）。

T編成に掲げられたプレート（バージョン３）。

 H編成・青編成（10両分割、6両、4両編成）に掲げられた「Chuo Ome Line」（Toyodanuki（トヨダヌキ）の狸の絵入り）のプレート。

‘24.8.18　中央本線 立川（8点共）

　豊田車両センター中央線快速電車用E233系0番代において、イベントや車両の変化が起きているので、お伝えする。

１．中央線新宿～八王子間、開業135周年記念ヘッドマーク取付け
　5年前の2019年に、130周年の全面橙色ラッピングを行っていたが、今回135周年にあたって、「T35」編成に八王子駅社員、中央線の運転士・車掌がデザインした記念ヘッドマークが掲げられている。東京方、大月・青梅方でデザインが異なる。2024年8月9日から運用に入り、9月16日までの運行予定である。

２．グリーン車展示イベントの開催
　2024年8月17・18日の2日間、立川駅2番線ホームにおいてサロE233・E232-2を組み込んだT24編成12両編成が展示公開された。

３．「10CARS」等のプレート掲示
　2024年7月下旬よりグリーン車導入後の12両編成化を見据えた、「10CARS」等のプレートが運転台下に表示されている。T編成（10両固定編成）は3種類、H編成・青編成（10両分割、6両、4両編成）には「Chuo Ome Line」（Toyodanuki（トヨダヌキ）の狸の絵入り）が表示されている。

４．弱冷房車の4号車から9号車への変更
　首都圏の通勤型電車への「弱冷房車」の導入時から、標準的に4号車を弱冷房車としてきたが、グリーン車導入を見据え、2024年に入り弱冷房車が9号車に順次変更されている。青編成6両編成においては、弱冷房車が消滅することとなった。なお同線を運行する209系1000番代にも、この変更がなされている。

５．所属区標記の消去
　2023年末頃から、E233系0番代における「八トタ」の標記が消されているが、ほぼ全車で完了しつつある。

　今後も中央線快速電車の動向から目が離せない。