宮島昌之
手作りのメッセージボードを掲げ、家族総出で列車を迎えてくれた。力強い大きな文字で運行再開を祝福。特に印象に残った光景だ。
‘24.4.6 のと鉄道 能登鹿島
全線運行再開を祝う絵やメッセージ。未だ痛々しい被災の跡が残る駅に、一時の癒しを与えてくれる。
のと鉄道のSNSでも度々登場する、穴水駅の「こども駅長」。全線運行再開の日にも駆けつけ、地元テレビ局の情報バラエティ番組の収録にも参加。
駅隣接の穴水町物産館「四季彩々」(道の駅 穴水)では、500円以上の買い物客に「復興を祈念する特別切符」を配布していた。今回もマストバイ、幼い頃より好きな奥能登の銘菓「いも菓子」を購入。切符には全線運行再開当日の日付を入れてもらった。
‘24.4.6 のと鉄道 穴水(3点共)
駅の掃除や四季折々に咲く花の世話など、日々管理をしている沿線の住民らが、行き交う列車に手を振って迎えてくれた。
‘24.4.6 のと鉄道 能登鹿島
能登に駆け付けたボランティアや能登に住む皆様へ、沿線の小学校の生徒他から「感謝」と「応援」のメッセージを一筆。七尾駅改札内に掲示された寄せ書き。
‘24.4.6 七尾線 七尾
最終章では、全線復旧を迎えた人々の想いを、写真で紹介したい。
沿線で写真を撮影する中で、「全線復旧した喜び」「応援・支援頂いた方々への感謝」「更に一歩づつ日常へ」など、皆様の強く温かい想いを感じた。
撮影は遠慮したが、穴水駅では遺影だろうか、写真を手元に抱き、列車の発車を見守っていた家族もいらした。
最後に、被災された方も多い中、全力で復旧作業にあたった「のと鉄道」の皆様、JR西日本及び協力会社の皆様、代行バスなど被災地を結ぶ移動手段を確保頂いた運行会社の皆様、国土交通省、鉄道・運輸機構、石川県や沿線自治体、他様々な分野で力添えを頂いた皆様、本当に有難うございました。
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P:宮島昌之
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