藤原正博(滋賀県)
宮津駅で発車を待つ113系。抹茶色のメンバーは、京都北部だけになってしまった。
‘23.4.14 京都丹後鉄道宮福線 宮津
先だって、長年走り続けた湖西・草津線からついに引退した抹茶色の113系だが、実はまだ見られる場所がある。京都北部、福知山地区だ。
ここのグループは2連化改造車で、下顎を突き出したようなスカート、車両によっては2丁パンタもいるなど厳つい面構えに加え、ワンマン運転に対応した扉配置など特徴の多い車両である。
福知山を拠点とし、山陰線綾部~城崎温泉や舞鶴線などを走っているが、特筆すべきは京都丹後鉄道の宮福線にも乗り入れていることだろう。こちらでは快速としての運用もあり、車齢を感じさせない快走ぶりが見られる。
ただ、筆者が来訪時舞鶴線で125系に遭遇・乗車しており、113系の今後は予断を許さない状況だと思われる。国鉄型ファンの皆様、ぜひ今のうちにご来訪を。
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