玉木裕一(埼玉県)
普段は走らない東北貨物線を、被牽引で気軽に快走するE531系「カツK413編成」。E531系基本編成が2022年度に秋田総合車両センターへの場するのは3回目となる。
‘22.11.16 東北本線 蕨~南浦和
2022年11月16・17日にかけて、勝田車両センター所属のE531系「カツK413編成」(10両)が秋田総合車両センターへ入場のため勝田⇒土崎へ向けて配給輸送された。牽引は、尾久車両センター所属のEF81 139(双頭連結器装備)が担当した。今回 入場するカツK413編成は、指定保全と機器更新が実施されると思われる。
同編成の歴史は案外複雑で、2006年7月6日に新津車両製作所(現・総合車両製作所新津事業所)で6両編成として出場。その後、2006年12月7日に郡山総合車両センターへ入場して6号車(サハE530-2009)は元「カツK407編成」、9号車(サハE531-2002)は元「カツK401編成」から抜いた車両を挿入、さらにグリーン車2両は東急車輛製造(現・総合車両製作所横浜事業所)が製造したものを挿入して10連化し、2006年12月11日より営業運転が開始された。
【編集部追記】E531系は当初はグリーン車組込の予定がなく、全車普通車の編成として投入と運用が開始された。増備の比較的初期段階でグリーン車組み込みの方向へ計画が変更され、複雑な組み換えが生じたという経緯がある。
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P:玉木裕一
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