宮島昌之(石川県)
左の車両がキハ120 202号の「一乗谷DISCOVERY PROJECT」ラッピング。
写真右の車両がキハ120 204号の「戦国列車」ラッピング。
‘22.10.1 越美北線 六条~越前花堂(2点共)
福井駅で執り行われたラッピング車デビューを記念した出発式。
‘22.10.1 北陸本線 福井
JR西日本の越美北線では、運行中のキハ120形のうち2両に新たなラッピングを施し、2022年10月1日より運行を開始した。
これは北陸新幹線の福井県内延伸開業を見据え越美北線の観光利用を促進するため、福井県・福井市・大野市とJR西日本金沢支社の4者で構成する「越美北線観光利用促進協議会」が手掛けたもので、福井県はキハ120 204号に同じ10月1日開館した「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」に関連した「戦国列車」ラッピングを、福井市はキハ120 202号に過去施した雨に濡れた「笏谷石(しゃくだにいし)」をイメージした青緑色が特徴の「一乗谷DISCOVERY PROJECT」ラッピングを復刻した。
このうち「戦国列車」ラッピングは、黒色をベースに馬で駆ける武将の姿や朝倉氏の家紋が蒔絵風に金色や朱色で描かれているほか、車内にも一乗谷朝倉氏遺跡のシンボルである「唐門」などが描かれている。
運行初日の723Dと724Dは九頭竜湖方よりキハ120 204+キハ120 202の2両編成で運転され、福井駅2番ホームでは723Dの出発に合わせ双方のラッピング車デビューを記念した出発式が来賓臨席のもと執り行われた。
これで越美北線で運行中のラッピング車は、2019年にキハ120 201号に施された「夢のかけはし号」と合わせ3両になった。
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P:宮島昌之
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