宇田 映(愛媛県)
さよならヘッドマークを付け、3連で運転された800系。‘10.7.25 伊予鉄道高浜線 いよ立花―福音寺
平面交差での交差も今日が最後。‘10.7.25 伊予鉄道高浜線 大手町
伊予鉄800系がさよなら運転
相次ぐ3000系の入線で残り2編成となり、その去就が注目されていた伊予鉄800系(元京王2010系)が正式に引退することになり、7月25日(日)に高浜線でさよなら運転が行われた。
当日は特別ダイヤではなく営業列車のスジで高浜―横河原間(但し始発は松山市で、終着は古町)を2往復し、誰でも乗車可能で、これに併せて郊外線1日乗り放題の記念切符の発売や、古町車庫では伊予鉄初の部品即売会(さよならマークも早速販売された)、構内での小学生を対象とした路面電車の運転体験・写真展示・模型運転会なども行われ、終日賑わっていた。
なお、さよなら運転はラストナンバーの第6編成が使用され、前後で異なるHMも用意された。運転を終えた同車は古町に取り込まれ、本日の予備車の第5編成と並んで留置され、その長い人生にピリオドを打った。
冷房用SIVが交換された720型(手前が従来品)。‘10.7.25 伊予鉄道 古町車庫(許可を得て撮影)
伊予鉄700系の外観に小変化
800系の引退で沸く古町車庫で700系を観察していると、ラッシュ時の増結用の720型の屋根上の冷房用SIVが新しいものになっている車輌を見つけた。従来の角ばったデザイン(おそらく路面電車が搭載している物と同じ)からRのあるものに交換されているようだ。古町では2輌確認したが、これからも増えていくものと思われる。
伊予鉄といえば、”名物”となった、ラッシュを終える時間に松山市で切り離した720型が単独で古町にもどる、いわゆる「尻切れトンボ」があるが、そのために単独でも冷房が使えるようにとこのSIVが屋根上に搭載されている。
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