大久保広樹

2025年10月21日、旧南チタ区211系トップナンバー、クハ210-1と顔を合わせたEF64 1030。共に国鉄時代の製造であり、今後の動向が注目されている。

2025年10月21日 長野総合車両センター名物、検査のためクモヤ143-52に牽引され構内を移動するEF64 1030。配給列車の度に見られたこの光景も、今後は見納めとなるかもしれない。背後には、同機と同じ1981年製のマニ50 2241(左端)が控え、更に右奥にはカシオペアE26系の姿も見えた。客車達がEF64 1030号機に別れを告げるかのようだった。
‘25.10.22 長野総合車両センター(2点共)

2025年10月22日 篠ノ井派出付近では、訓練機のEF64 1035を横目に、篠ノ井駅で遅れ気味の対向「しなの1号」を待ち、後から「しなの8号」が追ってくるため、姨捨の勾配に向け全力で駆けていった。今は新潟と愛知に分かれた兄弟たち。1030号機は、1035号機に愛知の仲間たちへのメッセージを託したに違いない。
‘25.10.22 塩尻機関区篠ノ井派出
2025年10月17日に、28年ぶりに長野へ入区したDD51 842を牽引した新潟のEF64 1030。その姿は、「長野へ最後の配給牽引ではないか?」との声もある。長野配置の旧南チタ区211系トップナンバー・クハ210-1との出会い、検査のためのクモヤ入換えと、その背後にマニ50 2241、および、カシオペアE26系、さらに篠ノ井派出では訓練用機EF64 1035との、今は新潟(長岡)と愛知に分かれた兄弟が顔を合わせた。
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◆お召機DD51 842長野総合車両センターへ 28年後の同日再訪

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