EF64 1030、首都圏～長野間で継続的に運用される

大久保広樹

年末から6回続くEF64 1030の奮闘を支えるクモヤ143-52。その背後に臨時「あずさ」用E257系の姿。特急型車両の存在は、かつての189系など特急車両基地長野の賑わいを彷彿とさせた。

‘25.2.23　長野総合車両センター

1025号機と1030号機。同一ロットで製造されたかつての同僚同士の再会。北アルプスを望むこの姿も、果たしていつまで見られるだろうか。

‘25.2.24　しなの鉄道北しなの線 長野～北長野

　2025年2月23日、13:53頃、クモヤ143-52が、2月19日にE217系配給を長野まで牽引したEF64 1030を検修庫から留置線へ入換えた。同機は2024年12月25日のE217系配給後も長岡に戻らず田端に留まり、今回を含めて6回首都圏～長野間で運用されている。同機が、新車配給と一体的に、関東を拠点とした運用に充当されるものと仮定すると、上越線における雪害の影響により新車配給が行なえないことを予期して、田端（尾久）常駐の1030号機がE217系の配給に抜擢されたのではないかと考えることができる。

　また、2月24日の83列車は1025号機が担当し、同一ロットの1030号機と顔を合わせた。この姿もいつまで見られるか気になるところだ。

■関連記事
◆【長野車両センターにて】なかなか長岡に帰らないEF64 1030、湘南色を継承するクモヤ143-52によって入換される

P：大久保広樹