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鉄道投稿情報局

富山地方鉄道に移籍した鉄道むすめ「岩瀬ゆうこ」の新イラスト制作クラファンが目標達成

その他私鉄 2024.10.23

宮島昌之

鉄道むすめ「岩瀬ゆうこ」が富山地方鉄道の制服姿で再デビュー。ラッピング車両(ポートラムの0606号、青色)の運行を開始した。

‘24.10.21 富山地方鉄道 電鉄富山駅・エスタ前~地鉄ビル前

富山地方鉄道版「岩瀬ゆうこ」のデザインは、イラストレーター「天城しの先生」が担当。車両にはラッピングの趣旨とクラウドファンディング達成の感謝のメッセージが記されている。

‘24.10.21 富山地方鉄道 電鉄富山駅・エスタ前

クラウンドファンディングの目標ゴールには、電停の「イラスト」貼り替えも含まれている。いくつかの電停に残る富山ライトレール版「岩瀬ゆうこ」の姿も、見納めとなる模様だ。

‘24.10.21 富山地方鉄道 インテック本社前

鉄道線の14773+14774編成には、富山地方鉄道版「岩瀬ゆうこ」デザインの丸型ヘッドマークの掲出を始めた。

‘24.10.21 富山地方鉄道 電鉄富山~稲荷町

 富山地方鉄道では、2024年10月21日から市内電車で運行しているポートラムの0606号(青色)に富山地方鉄道版「岩瀬ゆうこ」のラッピングを施し運行を始めた。また、鉄道線でも、14773+14774編成に富山地方鉄道版「岩瀬ゆうこ」デザインの丸型ヘッドマークの掲出を始めている。

 これらは、富山港線開業100周年記念企画として、「『岩瀬ゆうこ』に富山地方鉄道の制服を着せたい」というプロジェクトが始まり、新イラスト製作の目標達成のためにクラウドファンディングをスタートし、結果当初の目標を超え「ストレッチゴール」も達成したことから実現したもの。

 ポートラムのラッピングは2024年12月20日まで、14773+14774編成のヘッドマークは来年2025年3月31日までを予定している。

 富山地方鉄道の市内電車のうち富山港線は、かつて第三セクター会社「富山ライトレール」が運営していたが、既報の通り2020年3月の「富山駅南北直通運転開始」に合わせ、富山地方鉄道に経営を移管している。

 「岩瀬ゆうこ」はトミーテックのコンテンツ「鉄道むすめ」の1人で、「富山ライトレール」当時にはイメージキャラクターやPRなどで活躍していたが、富山地方鉄道に移管後も、電停には「岩瀬ゆうこ」のイラストが残っており、当時のままの姿で移籍した形になっていた。

 最後に、私は運行開始初日に両方の話題の撮影に挑んだが、14773+14774編成については昼頃に富山県入りし、午後1時過ぎから稲荷町駅周辺でひたすら待っていたものの中々姿を見せてくれず、結局撮影できたのが日没ギリギリの午後5時以降だった。

 帰宅後に富山地方鉄道のX(旧Twitter)で初日の運行予定を発信していたのを知ったが、私は屋外でモバイルデータ通信ができるスマホを所持していないのと、「撮影」というだけで現業の方の仕事の手を止めたくないと考えていて同社へ運行の問い合わせもせず、いわゆる武器の無い丸腰状態で「一発勝負の賭け」に出たのだが、一度普通列車として宇奈月温泉駅に向かうと再び電鉄富山に戻るまで4~5時間を要してしまったり、現地で待っていた間にも運行車両の交換をする光景を見れたため、場当たり的な運行予測は難しいと感じた。

 もし読者様の中で、私の様にポートラムの0606号と14773+14774編成に乗ったり撮影を希望される方は、無理をせず余裕ある計画をおすすめする。せっかく遠路富山県富山市へいらっしゃるわけで、例えば旅行プランをそれぞれの車両の2回に分け、他の観光名所や食事などにも足を運べる時間の余裕を持ちたい。

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P:宮島昌之

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