宮島昌之(石川県)
入出場門のそばにある公道の踏切。もう使用することは無いのだろうか。
遮断機の可動部にあった遮断棒が外されていた。
‘23.10.8 金沢総合車両所松任本所(松任駅北口広場)(2点共)
金沢総合車両所松任本所構内の南西方向、入出場門のそばには、一般公道が構内の一部を横断している箇所があるが、鉄道車両の入出場や構内移動、構内試運転などで使用していた踏切の遮断棒が撤去されているのを、2023年10月8日に確認した。
警報器や遮断機の本体は残っていて、電気や通信の回路も切断されているのかは不明だが、この踏切の状況は金沢総合車両所松任本所と松任駅間で、「鉄道車両の移動が無い」ことを暗に示している。
既報の通りJR西日本では2023年5月に発出のプレスリリースで、来年春の北陸新幹線敦賀延伸に合わせて金沢総合車両所松任本所の閉所を発表していて、先般の521系J06編成の検査出場が、当日の現地の状況などから「521系の最終検査・修繕か?」と推測していたが、あながち間違ってなかった模様だ。
気になるのは、松任本所の門番であるDE10形ディーゼル機関車の動向だが、見たまま情報を調べてみると、門番代行のDE10 1541は既に所属先の金沢総合車両所富山支所に戻った模様だが、門番で松任本所のヌシだったDE10 1035は「どこかへ移動した」など出入りの動向は現在まで調べられなかった。
もう線路を渡って本線へ出られない状況であり、DE10 1035の動向は、「つまり察してくれ…」ということなのだろうか?
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P:宮島昌之
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