宮島昌之(石川県)
当初の予想より2週間程度遅れて石川県内を走行、所属・常駐先へ向かうキハ120 341。
‘23.6.27 IRいしかわ鉄道 東金沢~森本(公道より撮影)
主に大糸線(JR西日本管轄の糸魚川~南小谷間)で運用されている金沢総合車両所富山支所所属のキハ120 341が、後藤総合車両所での検査を終え出場した。
2023年6月27日には、自走でIRいしかわ鉄道線を走行していて、所属先そして常駐先の糸魚川へ向けての返却回送とみられる。キハ120 341の床下機器や足回りが綺麗に再塗装されていることから、今回は全般検査を受けたと思われる。
SNSなど「見たまま」の情報によれば、同車両の検査は6月上旬には終わっていた模様で、後藤総合車両所を2023年6月9日に出発し翌10日には敦賀に入ったとのこと。これまで敦賀まで来たキハ120形は、バトンリレーのように間を置かず自走で所属先そして常駐先へ帰っていくのだが、今回は待っても待っても石川県内に姿を見せなかった。
そんななか2023年6月18日、キハ120 341が網干総合車両所宮原支所所属のDD51 1192の牽引で、敦賀~宮原操車場間を往復したとの「見たまま」情報が目に飛び込んだ。
また、これまで検査に伴うキハ120形の後藤総合車両所への送り込みや返却は、金沢総合車両所敦賀支所のEF81形や網干総合車両所宮原支所所属のDD51形の牽引で、湖西線~東海道線~山陽本線~伯備線を経由するが、今回のキハ120 341の敦賀までの返却は何故か金沢総合車両所富山支所所属のDE10 1119の牽引で、キハ40系の検査と同様の舞鶴・小浜線経由だったとのことである。
今回のキハ120 341の撮影については、「スジの当たりをつける」予想が外れ、「既に所属先・常駐先へ戻ってしまったのか?」と日々疑心暗鬼になりつつ、可能な限り沿線で待ち続けた。その駄賃か既報のキヤ143形の回送に出くわした幸運はあったものの、かなり焦らされ待たされた感は半端ではなく、体力的にも精神的にも参ってしまった。
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