宮島昌之(石川県)
検査を終え松任駅構内で発車を待つあいの風とやま鉄道の521系AK14編成。
‘23.6.8 北陸本線 松任
雨が降る午後、金沢市内の犀川を渡るAK14編成。北陸新幹線敦賀延伸後、この場所で検査明けの試運転は見れなくなるのだろうか。
‘23.6.8 北陸本線 西金沢~金沢
あいの風とやま鉄道が所有運用する521系AK14編成が、検査委託先である金沢総合車両所松任本所での大規模検査を終え、2023年6月8日に出場し北陸本線で試運転を行った。
足回りや床下機器の状態から、今回は重要部検査を受けたものと思われる。
今回車両検査を行った金沢総合車両所松任本所だが、2023年5月29日付でJR西日本より発出のプレスリリース「北陸新幹線敦賀開業および並行在来線経営移管に伴う組織改正について」の文面で、「金沢総合車両所は金沢車両区へ組織改正」「松任本所は閉所」(予定時期は共に北陸新幹線敦賀開業日)と発表があった。
松任本所の閉所に伴い、JR西日本および第3セクター各線の521系や、あいの風とやま鉄道の413系の大規模検査と修繕を今後どの施設で実施するのか、当方も注目している。
SNSなどを拝見すると様々な予想や意見が発信されていて、「金沢市乙丸にある現在の金沢総合車両所運用検修センターの施設」、「683系などと同様に遠く吹田総合車両所へ送り実施」のほか、「在来線から分岐し未だ使用されていない材料引受線を活用し白山総合車両所で」というビックリな秘策も目に飛び込んできた。
吹田総合車両所での場合、もともと金沢総合車両所で実施していた681系や683系に続き521系の検査修繕まで引き受けたらキャパオーバーにならないか?と心配もあるが、同所は大規模な設備更新など2019年春から2028年度末の予定でリニューアル工事を実施中とのことで、受け入れに余裕ができている可能性を踏まえての意見だろうか?。
引き続き各鉄道会社からのプレスリリースや、沿線各県の報道など、今後の動きも含め腰を据えて待ってみたいと思う。
※外部リンク
JR西日本公式Webサイトのプレスリリースより
「北陸新幹線敦賀開業および並行在来線経営移管に伴う組織改正について」
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