185系

鉄道投稿情報局

【たくさんのメッセージに見送られて】草津線・湖西線の113系・117系が運用終了

JR西日本113・115系 2023.04.03

服部ひろみ(京都府)

駅改札外にあった113系・117系への寄せ書きが、草津線ホームに飾られた。ここにも新たに1枚追加され、引き続き寄せ書きができる。

‘23.4.1 東海道本線 草津

運転台には113系をねぎらう花束。裏側には整備を担当している京都支所への感謝が書かれていた。

‘23.4.1 東海道本線 草津

草津線は桜がある駅が多く、満開の桜が113系の勇退を見送っていた。

‘23.4.1 草津線 寺庄

草津駅の113・117系写真展示には、「ありがとう」の写真が追加された。

‘23.4.1 東海道本線 草津

 4月1日、草津線、湖西線での113系、117系の運用が終了した。3月31日の運用の流れでの翌日の運用最後まで充当され、4月1日が最終日となった。

 117系は、朝草津線柘植駅を出発し、京都駅経由し湖西線近江舞子を往復した京都駅13時34分着2837Mがラストランとなり、宮原総合車両所京都支所へ回送された。

 一方113系は、終日草津ー柘植を往復したⅬ6編成の草津駅21時55分着5391Mがラストランとなり、草津駅から吹田総合車両所京都支所へ回送された。

 113系Ⅼ6編成には運転台に「foever113 LAST RUN 2023Spring」と書かれた花束が飾られていた。Ⅼ6編成は、朝はⅬ15編成と連結されており、その折はⅬ15編成にも花束が乗せられていた。また、東海道線(琵琶湖線)を客扱いで走行する最終、最後の京都行は京都駅18時30分着の5375M、Ⅼ16編成だった。

 草津駅では夕方、草津線ホーム待合室のガラスに、改札外で掲示されていた113・117系への寄せ書きが飾られた。また跨線橋の113・117系写真展示に「ありがとう」と書かれた113系の写真が追加され、国鉄時代から長く地域の足を務めてきた2つの車両への感謝が駅にあふれている。

 滋賀県・京都府南部で運用されていた113系・117系は、緑一色の京都地域色の塗装がされている。今回引退の113系については、4月13から18日に京都鉄道博物館で展示が予定されている。展示は緑の京都地域色だが、ARを活用して、湘南色、西日本更新色を見ることができるという。

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