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鉄道投稿情報局

北陸鉄道浅野川線に貴重な俯瞰の新撮影スポット誕生!

その他私鉄 2022.11.22

宮島昌之(石川県)

海側環状道路(暫定)の延伸開通で、浅野川線では貴重な俯瞰スポットが新たに登場した。

橋の写真左上からの撮影で線路は写真右下にある。写真右の空き地は以前から「単管バリケード」が置かれていて私有地とみられるので注意されたい。

‘22.11.19 北陸鉄道浅野川線 三ツ屋~大河端(2点共)

 石川県と金沢市が整備を進めていた「金沢外環状道路海側幹線(海側環状)」のうち、大河端~福久間の延伸区間が、2022年11月19日の午後2時より暫定(南側車線、対面片側1車線)で開通した。北陸鉄道浅野川線の三ツ屋~大河端間とその隣を流れる浅野川を横断する橋梁(高架橋)のうち南側の部分も開通し、同橋の歩道から浅野川線の撮影が可能となった。

 以前より三ツ屋駅から工事中の橋梁が見えていたことから、気になっていたレイル・ファンの方もいらしたのではないだろうか? 今回撮影が可能となったのは、三ツ屋・北鉄金沢方を望む方角で、南向きであることから特に晴天の場合「逆光、半逆光ありき」とはなるが、空が澄み渡った日には霊峰白山など遠方の山々を添えるなど、浅野川線の日常を写すには良い場所と考える。

 なお、橋梁の歩道はやや広く確保してはあるものの、すぐ近くには商業施設が数多くあり、浅野川の反対側に住みこれまで遠回りで移動を余儀なくされていた住民らが徒歩や自転車、ジョギングなどで行き来することも予想されるので、撮影の際には配慮を願いたい。また、橋の下周辺の道路は生活道路や農道であり、自家用車による路上駐車は周辺住民に多大な迷惑がかかると思われる。

 現地へのアクセスは浅野川線の大河端駅からは徒歩片道約10分、三ツ屋駅からは徒歩片道約15分ほど、健脚な方ならIRいしかわ鉄道の森本駅から徒歩片道約1時間ほどであり、鉄道での利用や離れたコインパーキングなどから徒歩での移動を願いたい。

 ちなみに地元報道によると、同区間の北側車線の工事完了(合わせて4車線化での全面開通)予定は現時点で未定とのことで、大河端・内灘方を望む撮影スポットの登場は当分先になりそうである。

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P:宮島昌之

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