大久保広樹(長野県)
室内灯点灯で待機するクモヤ143-52。車の通行が途絶え、静寂に聞こえるMT57Aモーター音が印象的だった。
‘22.10.16 長野総合車両センター(公道から撮影)
長野総合車両センターのクモヤ143-52は、2022年8月2日付で除籍と報じられたが(編註:一例として鉄道ジャーナル誌2022年12月号)、その後も構内入換には使用されている。
画像は除籍後となる先週、室内灯点灯で待機する姿で、種車であったクモニ143-5として新製配置時の“荷物電車”時代を想起させてくれた。今後、E493系事業用電車の本格稼働後の動きに注目したい。
1978年に長野に新製配置されたクモニ143形1~5の5両は、1番が種車のクモハ123-1が2013年廃車、4番が種車で新潟に長く在籍したクモヤ143-51も解体か?という不穏な動向が伝えられている。一方で、2・3番改造の下関総合車両所クモハ123-2・3は健在で、末永い活躍を祈りたい。
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P:勝浦帆玖斗
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