植松 繁(香川県)
まだ明るいうちに「最終列車」の表示が出ることが、近づく台風の怖さを物語っている。
がらんとした高松駅ホームに最終電車を告げる表示が流れる。
‘22.9.18 予讃線 高松(2点共)
2022年9月19日、大型で強い台風14号の接近にともない、予讃線は高松駅午前11時13分観音寺行き、土讃線は同じく高松駅午前11時26分琴平行きが、それぞれ最終電車となり午後からは運転をとりやめ、安全確保に努めた。
それに先立ち、瀬戸大橋線は前日夕から不通となり19日は特急列車とあわせて終日運転を見合わせた。海峡部強風のため急遽運休が決まり、岡山駅では切符の払い戻しや変更のために券売機やみどりの窓口には長い行列が見られた。中には四国へ渡ることを諦め、ホテルに宿泊し、翌朝、タクシーで帰途につく人もいた。
瀬戸大橋が完成し、四国と本州が陸続きになったとはいえ、やはり台風には勝てず、孤島の悲哀を感じた。一刻も早い台風の通過とそれによる災害・事故が起こらないことを祈るばかりだ。
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