ブルボンの菓子キャラクター「プチクマ」の貨物コンテナが登場！

宮島昌之（石川県）

「プチクマ」が描かれているコンテナを載せた3097列車。

‘22.8.27　IRいしかわ鉄道 東金沢～森本（金沢貨物ターミナル）

　新潟県柏崎市に本社がある菓子メーカー「株式会社ブルボン」は、同社が製造する菓子「プチシリーズ」のキャラクター「プチクマ」を描いたデザインコンテナ「プチクマコンテナ」を製作した。

　JR貨物公式Twitterや株式会社ブルボン公式Webサイトに掲載のニュースリリースによると、新潟ターミナル～岡山ターミナル・福岡ターミナル間での商品の輸送に運用するとのことで、2022年8月19日にはJR貨物南長岡駅で「プチクマコンテナ」の出発式が執り行われたとのこと。

　「プチクマコンテナ」は冷凍ユニット（PEGASUS TFV2000D）を搭載した全国通運所有のUF44A形コンテナ（31フィート）4基で製作され、描かれているプチクマは8種類、日本海縦貫線基準で山側が「コン」「ホラン」「ショー」「コラン」、海側が「エーキチ」「チィ」「プチ」「ウス」、新潟貨物ターミナル方の妻面にある扉には8種類全て描かれている。

　株式会社ブルボンは鉄道貨物による商品の輸送に力を入れているとのことで、普段お店で手に取る菓子のパッケージに「エコレールマーク」とともに「同種商品群中、鉄道貨物輸送の割合（陸上輸送500kmを超える・数量×距離）」が33％以上、もしくは50％以上と表示されていることに気づいた読者もいらっしゃるのでは。

　普段買物で目にしたり何気なく食している菓子商品の輸送に鉄道貨物が重要な役目を果たしていると、「プチクマコンテナ」を見るたび鉄道貨物輸送が更に身近に感じられるのではないだろうか？