植松 繁(香川県)
黄昏時、端岡へ到着した2000系「南風」。
‘22.7.9 予讃線 国分~端岡
国鉄色で走るキハ185系「南風」。
‘22.7.10 土讃線 土佐大津~後免 P:中村年秀
現存する歴代特急「南風」用車両の並びに胸が熱くなった。
‘22.7.10 高知運転所
高知駅では趣向を凝らした行先表示がなされ、参加者は一様にカメラを向けていた。
‘22.7.10 土讃線 高知
JR四国では、特急「南風」運行開始50周年を記念してさまざまなイベントを開催してきたが、2022年7月9・10日の2日間、JR四国主催の「甦るふたつの南国のD(デコ)」と称して、復刻国鉄色キハ185系&四国色2000系(いずれも2連)を使用した団体貸切列車が運転された。
7月9日は、運転停車ながら自宅最寄りの端岡駅に2000系特急型気動車が停車するところを撮影でき、とてもうれしかった。
7月10日はツアーに参加。使用された車両は前日とは逆で、往路(高松駅→高知駅→高知運転所)が四国色2000系、復路(高知運転所→土佐一宮駅→高松駅)が復刻国鉄色キハ185系だった。
目的地の高知運転所では、現存する歴代の特急「南風」車両(キハ185系、2000系、2700系)を並べた撮影会、ヘッドマークの交換、幕回しなど多彩なイベントが催され、参加者はいずれも満足げな表情だった。また、高知運転所内には1000形車両が控え車として用意されており、トイレ付きの冷房の効いた車内で、転車台の向こうに並ぶ車両を眺めるのも乙なものであった。
お弁当も、地元ビーフレストランのボリュームたっぷりのものや現在高知駅で好評発売中の「特急南風幕の内弁当」(お茶付き)が用意され、おなかも心も大いに満たされた。復路車内ではくじ引きも行われ、中にはレアグッズを引き当て喜ぶツアー参加者のにこやかな表情が印象的だった。
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