植松 繁(香川県)
先行試作車の最後の生き残りとして活躍を続ける8001号。
‘22.4.24 予讃線 香西~高松
1992年4月に先行試作車として製造されたJR四国8000系特急電車8000形8001号だが、今なおL1編成の松山寄りの先頭車として連結され、活躍を続けている。新製当時は、不意の連結に備えて開閉式であった連結器カバーは現在では封鎖されてはいるが、中央に分割線が入っているところは8001号を他の8000形と見分けるポイントになっている。
2022年3月のダイヤ改正前は、「モーニングEXP高松号」(伊予西条→高松)に限定運用されていたが、改正後はそれに加えて「いしづち1号」「しおかぜ各号」にも運用されるようになり、松山駅や岡山駅でもその姿を見ることができるようになった。
【編集部追記】8000系先行試作車は、8001+8101+8201という3両編成であったが、量産化改造時に8001が5連のL1 編成、8101+8201が3連のS1編成へと分割された。そしてS1編成は2018年に廃車となっているため、唯一残っている先行試作車ということになる。
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