井上遼一(大阪府)
残り3編成となった、貴重な2000形。写真は2121編成。
‘21.12.30 神戸市交通局西神・山手線 伊川谷
神戸市営地下鉄、西神・山手線用2000形は、6000形登場後もしばらく変化はなく、4編成全車が健在の状況が続いていたが、2021年11月頃に、2000形では初となる2119編成が廃車された。そのため、現在も残る2000形は、2120~2122編成の3編成を残すのみとなった。
なお、2000形は2022年6月頃には全廃され、形式消滅となる予定が公表されている。既に全廃となった3000形と同様、より車齢の古い、神戸市営地下鉄開業当初から活躍を続けてきた1000形よりも先に引退することになりそうだ。
【編集部追記】神戸市交通局2000形は、1988年の北神急行電鉄開業および同線との相互直通運転開始に合わせて4編成が増備された系列。当初は5連で、翌1989年に付随車1両を増結して6連化された。1000形と比べると、向かって左にオフセットされた非常用前面扉、角型の灯火類などが特徴で、塗り分けパターンも少々異なっている。当初は電機子チョッパ制御車であったが、2013~14年にかけてVVVFインバータ制御化された。
■関連記事
◆神戸市営地下鉄 西神・山手線用1000形が残り6編成に
◆神戸市営地下鉄「元北神車7000形」、現在も全編成健在
事業者別
月別アーカイブ