【写真追加アリ】E257系5000番代・5500番代 臨時特急の話題

大森岳人（東京都）

E257系5000番代OM-92編成による特急「あずさ81号」。前面「あずさ」の表示は0番代時代と同じである。

‘21.12.30　中央本線 立川～日野

E257系5000番代OM-91編成による特急「新宿さざなみ81号」。新宿を出発し館山へ向かう。

‘21.12.30　中央本線 千駄ケ谷～信濃町

中央本線を下るE257系5500番代OM-53編成による特急「富士回遊91号」。

‘21.12.31　中央本線 豊田～八王子

　2021年12月30・31日にかけて、大宮総合車両センターE257系5000番代、5500番代による臨時特急列車が各地で運行された。

　まず12月30日、新宿～館山間（御茶ノ水、千葉、内房線経由）で特急「新宿さざなみ81号」「同2号」がE257系5000番代OM-91編成9両で運転された。（編集部追記：12月31日は「新宿さざなみ2号」は設定がなく、「新宿さざなみ81号」が30日と同じくOM-91編成で運転された）

　同日、新宿～松本間で特急「あずさ81号」がE257系5000番代OM-92編成9両にて運転された。「あずさ」に同番代が使用されるのは今回が初めてとなった。（編集部追記：12月31日も同運用に同編成が入った）

　編成は「新宿さざなみ」「あずさ」ともに、中央本線定期特急列車時代と同じ向きで、「新宿さざなみ」は館山方が貫通型、新宿方が非貫通型で館山方が9号車、新宿方が1号車だった。一方「あずさ」は松本方が9号車、新宿方が1号車とされた。0番代時代は松本方が11号車、新宿方が3号車であったものが、車両更新を機に修正された形となった。「あずさ」の前面列車名表示は、0番代時代と変わらないものだった。

　さらに、12月30・31日の両日、新宿～河口湖間で特急「富士回遊91号」「同92号」が、E257系5500番代OM-53編成5両で運転された。こちらも2021年11月までは幕張車両センターE257系500番代波動用豊田常駐編成（NB-10、NB-11、NB-12）で運転されていたが、この日から初めてE257系5500番代に替わり、新たに「富士回遊」「FUJI EXCURSION」が表示されるようになった。

年が明けて1月1～3日も、元NB-10編成（幕張車両センター所属・豊田車両センター常駐）のOM-53編成が「富士回遊号」として運行された。

‘22.1.3　中央本線 西八王子～高尾　P：近藤規夫

E257系5500番代が新春の富士の麓を走った。

‘22.1.3　富士急行大月線 三つ峠～寿　P：篠原　敦