藤原匡秀(東京都)
第1編成とは違い前面塗装はライトグリーンの阿武隈急行AB900系第2編成(AB-2編成)。
‘20.2.20 東北本線 大宮
総合車両製作所横浜事業所にて新製された阿武隈急行AB900系2両が、2020年2月20日に逗子~大船~桜木町~東高島~新鶴見(信)~府中本町~西浦和~大宮~宇都宮~郡山~福島の経路で甲種輸送された。牽引機は、逗子~新鶴見(信)間は新鶴見機関区所属のDE10 1662、新鶴見(信)~福島間は仙台総合鉄道部所属のEH500-1それぞれ担当した。
AB900系は第1編成(AB901-1+AB900-1)が同所にて製作され2019年2月21日に同経路で甲種輸送されているが、今回はその第2編成となる。今回輸送された編成は(機関車次位から)AB901-2+AB900-2の2輌編成で、前面塗装はライトグリーン(第1編成は薄藍塗装)であるが、運転台下部には「阿武隈急行」の文字とシンボルマーク、助士席側には編成番号(AB-2)が貼付、前面と同じ色で「A」をモチーフにしたアクセントが側面に入るのは第1編成と同仕様である。
阿武隈急行では、AB900系にて順次8100系電車の老朽置き換えをする予定であるが、昨年の台風19号の影響で土砂流入や路盤流出といった被害が発生し、現時点で福島~富野間と丸森~槻木間(後者は一部運転)は運転再開したが、依然として富野~丸森間の不通が続いており、全線復旧のめどは立っていないため、今後新型車両導入についても変化する可能性がある。なお、今回の編成は前年度発注分で、元々今年度に導入予定の編成であった。