宮島昌之(石川県)
高架化された下り方4・5番線ホームに到着した特急〈ひだ〉と521系普通列車。
‘19.3.4 あいの風とやま鉄道 富山
来賓臨席のもと執り行われた高架化完成記念式典。
‘19.3.4 あいの風とやま鉄道 富山
記念の出発式では富山駅長らの出発合図で437M(521系1000番代AK17編成)が発車。
‘19.3.4 あいの風とやま鉄道 富山
新たに整備された中央改札口の外観。
‘19.3.4 あいの風とやま鉄道 富山
新たに整備された改札内コンコース。乗り場案内には簡易イベント車輌”とやま絵巻”で使用されているデザイン画を掲示。
‘19.3.4 あいの風とやま鉄道 富山
富山県では2015(平成17)年度より「富山駅付近連続立体交差事業」を順次進めているが、この度、あいの風とやま鉄道富山駅の下り方4・5番線ホームの高架化工事および新しい改札口が完成し、3月4日の始発より供用を開始した。これで、すでに供用開始されている上り方1~3番線ホームと合わせて、あいの風とやま鉄道富山駅の高架化工事がすべて完成した。
当日は多くの来賓臨席のもと、駅構内の新幹線改札前付近で「あいの風とやま鉄道富山駅高架化完成記念式典」、引き続き4・5番線ホームで「富山駅高架化完成記念出発式」が執り行われ、高架化工事の完成を祝った。また、今回の工事に合わせ、駅舎内では従来からの南口と北口の改札が廃止され、新設の中央口改札に一本化されたほか、改札内のコンコースも整備されて、立山のパノラマ写真や413系の簡易イベント列車”とやま絵巻”で使用されているデザイン画が掲示されている。
なお、ホームの構造は、島式の2面4線と高山本線猪谷方一部切欠き1線の合わせて5線となった。そして、鉄道での使用を終えた地上旧4番線ホームの一部と跨線橋は、当面、駅の南北を結ぶ自由通路として再利用されている。富山駅の高架化完成を受けて、今後は路面電車南北接続(富山地方鉄道・富山ライトレール相互間乗り入れ)や、南北交差道路、南北自由通路などの各工事がさらに進むものと思われる。