宮島昌之(石川県)
「TEKリトルパーク」の全景。‘18.10.13 TEKリトルパーク(公園入口より撮影)
夜にライトアップされたデ5022。前照灯や車内灯なども点灯している。‘18.10.13 TEKリトルパーク
富山地方鉄道・加越能鉄道・万葉線にわたり長年活躍した路面電車デ5022を、富山県高岡市の地域遺産として保存展示する公園「TEKリトルパーク」が10月13日に開園した。同園は、(株)高岡市衛生公社の開業60周年記念事業として、万葉線新吉久電停そばにある同社の敷地に整備したもので、公園のシンボルとなるデ5022を万葉線より譲り受け、旅客電車当時の姿に復元整備を行ったものである。
開園初日は来賓臨席のもと開園記念式典が執り行われ、合わせて車内も特別に公開された。園内には芝生広場や枝垂桜が植えられ、手洗い併設の休憩所も設けられた。特に夜間はデ5022全体を照らすライトアップのほか、前照灯や尾灯、車内灯の点灯など現役当時を髣髴させる姿を見せてくれる。
なお、地元報道によると、芝生の養生に期間を要するため、園内の立ち入りは当分イベントなどの特定の日に限られ、次回は10月20・21日の午前10時~午後4時に開放される予定である(普段は隣接の公道から見学が可能)。
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