橋本 淳(滋賀県)
お色直しが完了し、〈花桃号〉の本務機として活躍するDE10 1678。
‘16.4.10 わたらせ渓谷鐵道 本宿―上神梅
のどかな渓谷沿いをゆったり走行する〈花桃号〉。
‘16.4.10 わたらせ渓谷鐵道 原向―沢入
渡良瀬川上流の渓谷沿いを走るわたらせ渓谷鐵道では、4月9日と10日の2日間、神戸駅で開催された「花桃まつり」に合わせて、臨時列車〈花桃号〉が、大間々→(送り込み回送)→桐生→大間々→足尾(折り返し)→大間々の経路で運転された。
これは普段、大間々~足尾間で1往復運転されている〈トロッコわたらせ渓谷号〉を、「花桃まつり」に参加する観光客の利便性を図るため、JR東日本両毛線との乗り換え駅である桐生駅始発で、臨時列車〈花桃号〉として運転したものである。なお、桐生駅での機回し作業を省略するため、大間々~(送り込み回送)~桐生~大間々間はDE10 1537「あかがね色」とDE10
1678「国鉄色」によるプッシュプルで運転された。また、DE10には2機とも「花桃号」と描かれたヘッドマークが掲出された。なお、プッシュプル区間では、9日は足尾方にDE10 1678、桐生方にDE10 1537が連結され、翌10日はその逆の組み合わせであった。
また、9日の桐生~足尾~大間々間の本務機、並びに10日の大間々~桐生間の送り込み回送の本務機(前機)に使用された、国鉄色のDE10 1678については、今年2月に塗装が塗り直されたばかりということもあり、とても綺麗な姿であった。