宮島昌之(石川県)
大型トレーラーに連結されたキハ52 125の車体。‘10.12.5 北陸本線 金沢貨物ターミナル(敷地外公道より撮影)
台車は大型トラックに載せ運ばれていく。‘10.12.5 北陸本線 金沢貨物ターミナル(敷地外公道より撮影)
側線で仮留置中だった時のキハ52 125の姿。‘10.11.20 北陸本線 金沢貨物ターミナル(敷地外公道より撮影)
いすみ鉄道では、JR大糸線で活躍したキハ52形気動車1輌をJR西日本より導入する計画が着々と進んでいるが、12月5日(日)に旧国鉄色(黄褐色と紺色)のキハ52 125を、仮留置先のJR貨物金沢貨物ターミナルから、いすみ鉄道のある千葉県へ向けて輸送するための搬出作業が行なわれた。
作業の途中より状況を確認したところでは、搬出作業は大型クレーン車を使った大掛かりなもので、車体と台車が切り離され、そのうち台車2台は大型トラックの荷台に積載された。一方、車体には一般車道を走るための特殊なゴムタイヤの台車を装着、仮留置の際にも使用された緑色のビニールカバーで覆われ、大型トレーラーに連結されていた。
車体の周りには、ロープ状の赤色灯を巻き、既に先導する普通車も到着していることから、夜間を含め一両日中の間に金沢の地を離れるものと思われる。
キハ52 125は長く活躍した北陸の地をついに去ることとなり、新たな任務を受けて太平洋側の乗客やファン、職員が待つ千葉県のいすみ鉄道へ向かう。
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