![]()
大森岳人

2025年はE233系H49編成が登板となった。9336M松本発小淵沢行きだ。

長岡へ伊東へ松本へと大活躍のE257系OM-91編成による特急「あずさ78号」。
‘25.8.15 中央本線 下諏訪~上諏訪(2点共)

E233系H49編成による岡谷発富士見行き9314M(左)と、211系N605編成による八王子発長野行き9453Mが上諏訪駅で並んだ。
東京方面への当日中最終臨時列車である211系N319編成ほか6両による岡谷発高尾行き9452M(左)と、211系N314編成ほか6両による茅野発松本行き9561M。3両編成で種別表示が方向幕のままの編成は、千葉・房総方面で活躍していたものもある。
‘25.8.15 中央本線 上諏訪(2点共)

9314M岡谷発富士見行き、9315M茅野発松本行きにおいては、2024年に引き続きE233系0番代では走行中に見られなくなった「各駅停車」の種別表示が併用された。
‘25.8.15 中央本線 下諏訪
2025年8月15日、長野県の諏訪湖で「第77回諏訪湖祭湖上花火大会」が開催され、観客輸送のため多数の臨時列車が運転された。
特急列車では、E353系12両編成による特急「諏訪湖花火大会号」が、例年同様、上諏訪23:59~新宿翌5:00で運行された。またE257系5000番代OM-91編成9両を使用した「あずさ83号」が新宿10:04~松本13:08で、その折返し「あずさ78号」が松本15:13~新宿18:28で運行された。
茅野・富士見・小淵沢〜岡谷・塩尻・松本間で増発運転された臨時普通列車には、今年も豊田車両センター所属E233系0番代(H49編成6両)が使用された。H49編成の営業運転は10両中6両編成ではあるが、2024年9月6日以来約1年ぶりとなった。E233系登板当初は201系に倣いH編成10両2本を分割し、6両編成、4両編成都合4本で運行がされていた時期があった。2010年代以降、青編成が使用されてきたが、6両だけではあるものの、久方ぶりにH編成の出番となった。
長野総合車両センター所属211系N編成については、6両編成を中心に運転された。例年も小淵沢や甲府、松本止まりの定期普通列車を延長運転するケースはあったが、2024年に引き続き、八王子17:08発541M小淵沢行きをそのまま9553Mとして長野22:17着まで延長運転するもの、 「あずさ60号」(上諏訪発20:33)以降に東京方面へ当日中に帰還できる、岡谷20:35発(上諏訪20:47発)高尾23:32着の臨時普通列車(小淵沢→高尾は定期列車)が運行された。
211系N編成について、JR化後に増備された211系も存在するが、国鉄時代に製造され東海道本線で活躍した0番代、2000番代の若番車、高崎線、宇都宮線で活躍した1000番代、3000番代の若番車も現存し、長野・山梨地区で活躍している。JR東海の211系も引退の中、JR東日本長野地区の211系はベンチレーター撤去など延命対応も施されているが、E131系への置き換えも検討されており、今後の動向が注目される。
■関連記事
◆【E493系牽引】 E233系0番代青461+青663編成10両が秋田へ

P:大森瑛人
事業者別
月別アーカイブ