三ツ矢健太
左手の「EF65 1059」はEF65 2060をそれ風に仕上げたもの。右手のEF65 1065は、2065号機をかつての姿に復刻したもの。
計4回のヘッドマーク交換タイムが設けられ、8種のヘッドマークを楽しむことができた。
‘24.5.5 大宮車両所
2024年5月5日、JR貨物の大宮車両所では有料での撮影会「EF65形式貨物オリジナル塗粧撮影会」が開催された。ここでいう「貨物オリジナル塗粧」とは、民営化直後の1987年に相次いで登場した試験塗装で、新会社のイメージアップをアピールするために様々なパターンが施工されたものだ。
EF65 1000番代では1059・1065の2両にそれぞれ別の塗装が施され、1059号機の方は長年この塗装を保持、2009年の廃車時までこの塗装であった。一方の1065号機は10年ほどで一般国鉄色に戻され、その後更新を受けて大宮更新色に。最後はまた国鉄色に戻されて2023年まで活躍した(途中で2065号機に改番)。
今回はその2両が揃い踏みとなった形で、1065号機のナンバーを付けた方はずはり2065号機を塗り戻したもの。今年2月の有料撮影会で初登場していた。今回はナンバーは初期の姿である青色とされていた。
もう1両の1059号機のナンバーを付けた方は今回初登場だったが、同機が既に現存しないため、1番違いの2060号機(旧1060号機)を塗り替えたもの。当時の資料等を詳細に調査し、巨大なJRマークをはじめ忠実に再現されていた。
撮影会ではヘッドマーク無し状態での展示から始まり、4回にわたりヘッドマークを付け替えて様々な姿を披露。2両の機関車は既に除籍されているが機能は生きており、撮影会の途中でも自力で小移動する様子なども見ることができた。
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P:東條ともてつ
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