大森瑛人
209系1000番代が、常磐線を録音用団体臨時列車として運行された。
‘24.1.28 常磐線 日暮里
‘24.1.28 常磐線 新松戸
常磐線現役時は各駅停車用だったが、今回は快速線を走行した。
‘24.1.28 常磐線 松戸~金町 P:大森岳人
前日の送り込み回送時の様子。
‘24.1.27 武蔵野線 東浦和~東川口
‘24.1.27 武蔵野線 東浦和~東川口 P:大森岳人
1月28日に、懐かしの常磐線のうち、録音列車ツアーとして快速線を快走する。
‘24.1.28 常磐線 北小金 P:玉木裕一
2024年1月28日、常磐快速線において、JR東日本首都圏本部主催の「録音専用列車」の団体臨時列車が、豊田車両センターに移籍した中央快速線用209系1000番代トタ82編成を使用して運行された。
運行区間は、午前の部は我孫子(運輸区)→上野→取手→我孫子にて、午後の部は我孫子(運輸区)→取手→上野→柏の経路であった。なお上野駅では、地平ホームの13番線で折り返した。
また前日の1月27日には豊田車両センター→我孫子運輸区までの送り込み回送も運行されたが、こちら「回送列車への乗車」もツアーとして設定された。両日とも沿線は多くのレイル・ファンの姿があった。
トタ82編成とトタ81編成は、常磐線各駅停車から中央快速線への転属にあたって、VVVFの更新はされず、元京浜東北線、南武線、中央・総武緩行線の車両で、現存する車両は全車更新された中、209系登場時の音を奏でる唯一の存在となっている。今回更新前のGTO-VVVF音を録音し楽しめる列車であった。
209系1000番代は1999年に常磐緩行線(東京メトロ千代田線直通)の増発用として2編成製造、運行開始(当時はマト81・82編成)された。
2019年に常磐緩行線から撤退したのち、前歴の無い中央快速線用へ転属、E233系0番代のトイレ取り付け、グリーン車組込み改造の予備として運行されている(豊田車両センターでも編成番号はそのままトタ81・82編成である)。
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P:田部井毅大
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