宮島昌之(石川県)
約40年ぶりに運転された急行列車。写真は午前に運転の「急行はくさん」(復路)。
北陸鉄道ではもはや絶滅危惧種の電鈴式踏切を通過する「急行はくさん」(往路)。車両は違えど当時はこれが「当たり前の日常」だったのだろう。
‘23.10.22 北陸鉄道石川線 西泉~新西金沢(2点共)
昨年に続き準急列車も運転された。準急にあわせた副標も掲出されている。
‘23.10.22 北陸鉄道石川線 新西金沢
北陸鉄道では2023年10月22日、石川線の終点鶴来駅に隣接の「鶴来駅構内特設会場」で開催の「創立80周年記念 ほくてつ電車まつり2023」に合わせて、多数の臨時列車を運転した。
注目は臨時急行列車で、同線での急行列車の運転は約40年ぶり、この日限りのリバイバル運転となった。事前予約で利用客を募り、午前は急行「はくさん」、午後には急行「手取」を、それぞれ鶴来~野町間で1往復運転した。
使用車両は急行「はくさん」がモハ7101+クハ7111編成、急行「手取」は撮影は叶わなかったがモハ7701+クハ7711編成が使用された模様だ。列車名や急行のヘッドマークのほか、サボも準備する徹底ぶりだった。
また、同イベントや同時開催の「第11回つるぎ一六大市、ご当地グルメ大会」への来場客輸送のため、予約不要の臨時準急列車や臨時普通列車も運転された。これら多数の臨時列車や所定の普通列車を捌くため、現在稼働が可能な旅客電車5編成をすべて投入(この日は予備扱い無し)という大胆な運用となった。
なお、ここからは私からの謝罪で、肝心の「ほくてつ電車まつり2023」イベントは、スケジュールを立てる時点で時間的に難しいと判断し行くことができなかった。これとは別の複数ある話題で遠方へ移動しなければならないためで、私から「ほくてつ電車まつり2023」会場の報告ができない点について深くお詫びしたい。
「人の手を借りず、自ら長距離の自動車移動が出来れば」、今日ほど強く自身の体を嘆いたことはない。
他の話題については順次文章を纏め投稿する予定で、もし掲載された際にはご一読いただければ幸いである。
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P:宮島昌之
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