【JR四国】冬の伊予灘ものがたりは温かい

植松　繁（香川県）

冷えた朝、車内で温かい料理をいただけるのは嬉しい。

「さくらひめ」の飾りがカクテルをよりいっそう美味しくしてくれる。

甘酸っぱいフランボワーズの「らぶかん」ケーキは、一度食べると癖になる味だ。

‘23.1.29　特急「伊予灘ものがたり―大洲編～」車内（3点共）

　2ケ月ごとにメニューが変わるJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」だが、冬の冷えた朝、車内で温かい料理を口にできるのはとても嬉しい。温かい料理として、1・2月は、大葉ウインナーとレンズ豆の煮込みと粉パセリをちらした金時人参のポタージュが提供されており、旬菜モーニングと名付けられたとおり彩りも鮮やかで、体も心も温まる。また、季節のカクテルは、寒空のなかに差すあたたかな日差しをイメージした「冬日和（ふゆひより）」と称するもので、ジンジャーとほんのり漂う柚子の香りが季節感あふれている。

　さらに、初代「伊予灘ものがたり」から乗車する度に楽しみにしている「らぶかん」ケーキは、フランボワーズ味が今季限定でラインナップに加わっており、躊躇なく注文した。このようにお料理や飲み物、スイーツで温かく迎えてくれる「伊予灘ものがたり」はリピーターの心を鷲づかみにしている。

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P：植松　繁