熊谷孝志(北海道)
沿線地元民からも観光客からも親しまれる「日本一貧乏な観光列車」の活躍。
「ながまれ海峡号」のエンブレム・大漁旗。
‘22.10.1 道南いさりび鉄道 木古内(2点共)
2022年10月1日に、道南いさりび鉄道の観光列車「ながまれ海峡号」がキハ40 1793号で運行され、木古内町の関係スタッフが送迎している姿にお目にかかった。
日本旅行の主催するこの「ながまれ海峡号」は、単編成ながら客室に木製のテーブルを取り付けてお食事を楽しみながら車窓から函館の夕景と夜景や津軽海峡を一望できるもので、「日本一貧乏な観光列車」とも言われている簡素なジョイフルトレインだ。
この日もかなりの乗客や添乗員で賑わい、この列車の名物の大漁旗も健在だった。
かつて食堂車と言えばサシやキシ、オシやスシなどといったテーブルが並んでキッチンを備えたものが一般的だったが、このながまれ海峡号は一般の普通気動車に前述のテーブルを取り付けてダイニングとするもので、食堂車の多様化をアピールする列車の一角を担っていると言っても過言ではない。
なお、ながまれ海峡号の運行日は土曜日で、次回は10月15日の運行予定だ。
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