宮島昌之(石川県)
富山電車留置線(仮称)へ伸びる回送線(写真やや下)。きれいな架線柱や道床のバラストが目に付く。
在来線の車両基地と北陸新幹線富山保守基地の間に挟まれた場所に建てられた富山電車留置線(仮称)の建屋。
写真2枚目の一部分を拡大(トリミング)。建屋の中にW7系あるいはE7系とみられる先頭車の端部が見える。
‘21.8.21 北陸新幹線 富山~黒部宇奈月温泉(北陸新幹線車内より撮影・3点共)
北陸新幹線の富山~黒部宇奈月温泉間に位置する「北陸新幹線富山保守基地」の敷地内に、北陸新幹線車両を留置するための施設「北陸新幹線富山電車留置線(仮称)」の建設が行われていたが、完成したように見える同施設にW7系あるいはE7系とみられる新幹線車両が停留している姿を確認できた。
まだ試験の段階なのかは不明だが、今夏より富山電車留置線(仮称)の利用を始めているものと思われる。
北陸新幹線の車内から確認したところ、上り線(高崎方)の富山駅を発車してまもなく左手側に分岐し回送線が伸びている。単線の高架を下ってJR貨物富山機関区やあいの風とやま鉄道・JR西日本の車両基地のすぐ横を通り抜けると、細長い建物で2編成が収容可能な建屋が見えてくる。
既報の通り、北陸新幹線の敦賀延伸開業に向け現在W7系の増備が着々と進んでいるが、既存の編成を含め夜間停留などの場所の確保を、所属基地である白山総合車両所内や主要駅で捌ききれるのか気になっていたのだが、富山電車留置線(仮称)が利用できているのであれば、その分余裕が生まれると思われる。
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