宮島昌之(石川県)
クハ489-501をベースに、クハ481形(初期型)の姿を復元した。‘17.3.20 土居原ボンネット広場(石川県小松市内)
運転台外の両サイドにバックミラーも取り付けられている。‘17.3.20 土居原ボンネット広場(石川県小松市内)
石川県小松市の「土居原ボンネット広場」で保存展示されている489系H01編成の先頭車クハ489-501(1971/昭和46年製造)が、3月20日までにクハ481形(初期型)の姿に変わった。
これは、車輌の保存管理を担う「ボンネット型特急電車保存会」が企画し、クラウドファンディングを通じて資金等の支援者を募り実現したものである。地元地方紙「北國新聞」の記事や同会のウェブサイトなどによると、この車輌は同地での展示開始からまもなく4年になり、簡易的な補修は行われてきたものの劣化が目立ってきたことから、大がかりな補修作業を実施することとなり、これに合わせて1964(昭和39)年当時のクハ481形(初期型)の姿を再現する作業が進められていた。赤色のスカートや連結器カバー、運転台外の両サイドにバックミラーが取り付けられたほか、左右のライトケース下にある通風口など、見た目も大きく変化している。
なお、クハ481形(初期型)復元を記念した「お披露目会」が、3月25日および26日に現地で開催される予定となっている。また、今回のプロジェクトでは、最終的に再びクハ489-501の姿に戻すことがアナウンスされている。
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