宮島昌之(石川県)
残雪残る倶利伽羅駅に姿を現した521系。今春のダイヤ改正に向けて早くも動きが!
‘12.1.20 北陸本線 倶利伽羅
1時間も経たぬうちに折り返してきた訓練列車。停車のため速度を落として入線。
‘12.1.20 北陸本線 倶利伽羅
1月20日(金)、北陸本線の倶利伽羅駅にて、金沢総合車両所所属の521系G15編成が、上り下りの往復で走行しているのを確認した。G15編成は「試運転」幕を掲示し運転していたが、同編成は昨年導入されたばかりであり検査出場とは考えにくく、475系など金沢総合車両所松任本所からの出場試運転とは異なるスジで運転されていた。また、同列車が上り下りとも倶利伽羅駅で一旦停車していたことや、今年春のダイヤ改正で、金沢―富山間の普通列車の一部、データイムに521系での運転を予定していることから、富山駅乗り入れに向けた乗務員訓練が始まっているものみられる。
現在の521系の運用は、金沢駅より先は朝に津幡駅まで入線しているが、津幡駅よりさらに先の富山方面まで入線したのは、昨年の東日本大震災の影響により一部の車輌保守部品の不足による運転計画見直しに関連して、521系による運転を想定した訓練運転以来のこととなる。