宮島昌之(石川県)
これまで全編成北陸色だった413系にも、ついに青系色現る。
‘12.1.11 北陸本線 東金沢―森本
ゆっくりとした足取りで富山方面へ向け試運転を行った。
‘12.1.11 北陸本線 東金沢―森本
検査のため金沢総合車両所松任本所に入場していた413系B08編成が「青系色」に塗り替えられ、2012年1月11日(水)に同所を出場し試運転を行なった。「青系色」に塗り替えられた編成は、2010年2月と3月に出場の475系A18編成とA07編成の2編成が存在するが、ほぼ2年ぶりに「青系色」が登場し、かつ今回のB08編成出場により413系初の「青系色」編成が登場した。
JR西日本から「原則全般検査後の地域ごと単色での塗り替え」の発表があったのは2009年だが、これまで413系は全編成が北陸色を保ち続けていた。車体の検査標記を調べたところ、同発表の前までに全般検査を済ませた編成が大多数を占めるため、413系は今後順次塗り替えられるものと考えられる。
余談だが、415系800番代(七尾線用)については、これまでの動向から全般検査のほか重要部検査でも塗り替えの対象になっており、413系や475系と異なり急ピッチで「茜色」の塗り替えが進んでいる。また、413系は七尾線の代走にも数多く使用されていることから、今後「青系色」のB08編成が七尾線に入線する可能性も考えられる。