増永祐一(神奈川県)
2番線に停車するキハ52 125。検査標記は「23-3 大多喜区」になっている。‘11.4.3 いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜 P:増永祐一
〈そと房〉のヘッドマーク付きで展示されるキハ52 125。‘11.4.3 いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜 P:鎌田清明
〈急行 夷隅〉を掲出するキハ52 125。「千カウ」の所属標記がある(「カウ」は勝浦の略号)。‘11.4.3 いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜 P:増永祐一
4月3日(日)、いすみ鉄道のデンタルサポート大多喜駅構内にて、元JR西日本の気動車であるキハ52 125の撮影会が開催された。同車は昨年12月開催の「キハ52 WELCOME 撮影会」の後、車体の塗装が赤とクリームの国鉄標準色に塗り替えられているが、塗装変更後では初めてとなる一般向けの撮影会である。
撮影会は11時頃に開始。同車は自走で入換を行ない、まずは2番線に入線した。続いて2番線の反対側にある側線を通り、「キハ52 WELCOME 撮影会」の時と同じポイントに停車した。新調された〈急行 そと房〉ヘッドマークが同車に掲出されたが、適宜〈急行 夷隅〉に代わったり、ヘッドマーク無しで展示されたりした。自走可となったのでエンジン音が構内に響き渡り、「キハ52復活」をアピールしているようであった。
今回の撮影会では、13時頃から約20分間、同車の車内に入ることもできた。その車内は大糸線の路線図や運賃表示機、座席モケットの一部にJR西日本の「優先座席」のイラストが残っており、大糸線運用時とほぼ変わらない様子だった。営業運転開始までには、路線図貼り替えなど何らかの手が加えられるかもしれない。
チャリティー撮影会ということで、いすみ鉄道では鳥塚社長をはじめスタッフの方が来場者に対し募金を呼びかけていた。集められた募金は、東北地方太平洋沖地震で被災した三陸鉄道・ひたちなか海浜鉄道等の第3セクター鉄道への義援金として活用される。
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