宮島昌之

富山・石川の県境をまたぐ「倶利伽羅トンネル」を抜けた「えちごトキめきリゾート雪月花」の団臨。遥々ようこそ石川県へ。
‘25.12.6 あいの風とやま鉄道 石動~倶利伽羅

金沢駅に停車中の「えちごトキめきリゾート雪月花」復路の直江津行き。馴染みの駅に「雪月花」の姿を見れたことが奇跡にすら思えた。なお、利用客が乗った北陸新幹線の遅延のため、約12分の遅れで出発した。

サイドボードは団臨オリジナルで、往路の「金沢~上越妙高」(写真)と復路の「金沢~直江津」の2種類が掲出された。

「雪月花」は、普段は観光特急「花嫁のれん」で使用される4番線のりばから発着した。装飾を「雪月花」バージョンに変更したきめ細やかな心遣いには脱帽だ。
‘25.12.6 IRいしかわ鉄道 金沢(3点共)
2025年12月6日、えちごトキめき鉄道のET122形1000番代「えちごトキめきリゾート雪月花」を使用した団体臨時列車が、えちごトキめき鉄道・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道各線を直通運転した。区間は往路が「上越妙高~金沢」間、復路は「金沢~直江津」間だった。
これは、旧北陸本線をルーツとする新潟・富山・石川の並行第三セクターが、2025年の春に揃って「開業10周年」を迎えたことを記念した3社連携の企画で、合わせて「令和六年能登半島地震」の復興支援として、運行による売上金額の3%を各被災地の復興支援のために寄付される。
「雪月花」は過去に団臨で富山県の滑川駅まで幾度か入線実績はあるが、更に西の富山~高岡~金沢駅までの乗り入れは今企画が初めてである。
当日は、冬の日本海側で珍しく好天に恵まれ、まさに「旅日和」だった。
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P:宮島昌之
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