大久保広樹

訓練線での作業を終え、長野総合車両センター側へ戻るクモヤ143-52(右)。訓練線は構内の右側にあり、左の工場側へ向かう普段の入換えとは異なる姿が見られた。一堂に並んだ、自ら入換えを担当した引退車両と別れを惜しんでいるようだ。

出区した211系N301編成(左)による長野駅往復の訓練運転。昼前後に出区する定期運用はなく、背後の幕張、新前橋(高崎)での「同僚」との顔合わせを意識して狙ってみた。
‘25.11.17 長野総合車両センター(2点共)

こちらは直近のカットで、普段の訓練風景として209系(右)が使用されている様子。背後の志賀高原の山々では、雪化粧が始まっていた。
‘25.11.12 長野総合車両センター
鉄道ホビダスに紹介された2025年11月15・16日「元クモヤ143-52運転体験」に向け、同車は11月14日午後に、長野総合訓練センターの訓練線へ入線した。終了後の11月17日午前には、訓練線内で数往復の構内走行が確認され、14時頃に長野総合車両センターへ戻っている。
普段は209系改造の訓練車が走る区間に湘南色のクモヤが現れた姿は、沿線通行者の目を引いていた。運転体験は満員の盛況だったようであるが、長年の使用による外観の痛みも、こうした機会に最小限補修されればと願いたい。
また、同日、車両センター付近では、211系使用の乗務員訓練運転も行われ、周辺では「訓練」に関する動きが見られた日となった。
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