185系

鉄道投稿情報局

「雪月花」が軽井沢へ試運転 長野総合車両センターでかつての主役189系ほかと出会う

その他私鉄 2025.09.26

大久保広樹

北陸新幹線延伸に伴う旧信越本線等の三セク化で誕生した「雪月花」。軽井沢に向かう途中、長野総合車両センター付近では、留置中のかつての主役189系のほか、活躍を終えたE217系やEF65との世代と舞台を超えた出会いが実現した。DD16は、一緒に飯山線を走ってみたかっただろうか。

一時は共に観光列車特集の誌面を飾った「カシオペア」と「雪月花」。活動範囲を広げる「雪月花」に対し、「カシオペア」は廃車を待つ身。1,000kmを走る夜行でなくてもよい、E26系を生かしてくれる鉄道会社はないのだろうか。

‘25.9.25 しなの鉄道北しなの線 北長野~長野(2点共)

 えちごトキめき鉄道の「雪月花」が、しなの鉄道へ4年ぶりに乗り入れることが発表された。今回は上越妙高〜上田間の「越路コース」に加え、初めて軽井沢まで入線する「信秋コース」が設定される。そのため2025年9月25日、「雪月花」の軽井沢までの試運転が行われ、途中の長野総合車両センター付近では留置中の車両と出会う場面も見られた。

 北陸新幹線延伸で分断された旧信越本線に、両社の観光列車が改めて直通する姿は印象的だ。軽井沢と妙高高原では夏季・冬季で観光需要が逆になることから、相互に補完し合い、沿線の通年観光化や鉄道利用の促進を進めたい思惑があり、今後の動きに注目したい。

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P:尾名高大蔵

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