松沼 猛
公道からもよく見える場所に置かれている5号蒸気機関車とE12電気機関車。
普段カバーされていることもあり、状態は良さそうだ。
弘南鉄道ED33 3と兄弟機であるE12。
‘24.2.16 西武鉄道 保谷電留線(3点共)
西武鉄道池袋線の保谷駅電留線にて静態保存されている2両の機関車は、普段劣化防止用のカバーが掛けられた状態となっているが、2024年2月16日、そのカバーが外されて全貌が見える状態となっているのを確認した。
蒸気機関車は5号機で、1896年イギリスのナスミス・ウィルソン社製。西武鉄道の前身のひとつである川越鉄道が発注し、西武鉄道に合流後、上武鉄道に貸し出されていた経歴も持つ。芝浦工大附属中学・高校で保存されている403号蒸気機関車とほぼ同形で、上武鉄道には同時期に貸し出されていた経緯もある。
電気機関車はE11形E12で、1923年アメリカのウェスティングハウス・エレクトリック社製。西武鉄道の前身のひとつである武蔵野鉄道が発注し、西武鉄道に合流したもの。3両いた同形式のうち1両は、弘南鉄道ED33 3として今なお現役でもある。
2両とも、2012年のイベントのために外観が修理された後は厳重にカバーが掛けられていたこともあって、状態は良好のようである。
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P:福田智志
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