DD51 1191牽引の金沢工臨（ロングレール輸送）運転

宮島昌之（石川県）

小松駅を通過するDD51 1191牽引のロングレール輸送列車、金沢工臨（往路・積載）。

‘23.8.20　北陸本線 小松

今更だが、今回初めてロングレールを卸す現場を生で見ることができた。

’23.8.21　北陸本線 加賀笠間～美川

　2023年8月20日～21日にかけて、ロングレール輸送列車の金沢工臨が、向日町（操）～金沢間で運転された。20日は往路積載で、翌21日は復路で夜に現場でロングレールを卸した後、向日町（操）に戻った模様だ。牽引機は網干総合車両所宮原支所所属のDD51 1191であった。

　今更だが、私は今回初めてロングレールを卸す現場を生で見ることができた。来年の春には石川県内の北陸本線がJR西日本からIRいしかわ鉄道に引き継がれる予定だが、石川県内ではDD51形ディーゼル機関車によるロングレールの輸送が今年度で最後となる可能性がある。

　私は昼間の往路や返空の姿を見たり撮影したことはあるものの、未だに深夜のロングレールを卸す現場を見たことが無かった。もう切羽詰まって「お尻に火が付いた」状況となっていて、「なにかしら卸しの現場が解るヒント？」が無いか、北陸本線の普通列車に乗車しては年甲斐なく先頭車の前にかぶりつきで、軌道の状況を確認し続けていた。

　そして今回ようやく、目印と思われる個所を発見したのだが、既に作業を終えたようにも見え、正直不安半分であったものの、どこか？で聞いたように「バットを振らなきゃ当たらない」わけで、夜遅くに現地に赴いたところ、現場作業員らの姿があり、確信できた。

　最後に、今回は自身のやむなき事情で親類を拝み倒して深夜にわたり車の移動を手伝ってもらっている。この場で感謝を記したい。

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P：原田大輔