宮島昌之(石川県)
走る列車の車内が演劇の舞台。ブルーの照明や温かいランプの光が灯る中、ストーリーを進めていったようだ。
‘23.8.19 のと鉄道七尾線 能登中島
のと鉄道七尾線では、走行するNT200形の車内を舞台に演劇を行う、「ノトゲキ~2023~(のと鉄道ver.)」の公演を、2023年8月19日に行った。
公式WebサイトやPRチラシを拝見したところ、「ノトゲキ」は東京で演劇を学ぶ大学生が能登地方に滞在し、能登の生活・文化・地元住民らと親交を深める中で、舞台作品を創作し発表するもの。「ノトゲキ」は2019年からスタート、主に能登演劇堂(最寄りは能登中島駅)を発表の場にしているが、今年は初めて走行する列車を舞台に加えた。今年の演目は宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」で、乗客(観客)は鑑賞するだけでなくストーリーの中でキャストの一員として参加できたようだ。
能登演劇堂での公演「ノトゲキ~2023~(能登演劇堂ver.)」は、8月26日に行われる。
なお既報の通り、のと鉄道では10年前に今回同様、走行する列車内で演劇を行う企画、サスペンス演劇列車「N鉄道で行こう!」を運転した実績がある。
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P:宮島昌之
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