大久保広樹(長野県)
千曲市誕生20周年記念事業として、同市が舞台のアニメ 「Turkey ! 」ラッピング車に抜擢された115系S11編成。車齢45歳とは思えない美しさだ。
‘23.7.17 しなの鉄道北しなの線 豊野~牟礼
しなの鉄道115系S11編成が屋代工場を検査出場し、その際、千曲市誕生20周年記念事業として、同市が舞台のアニメ 「Turkey ! 」ラッピング車に抜擢された。
これは、ボウリング部の女子高生5人がメインキャラクターのオリジナルアニメで、ポニーキャニオンなどが制作、同社と市は連携協定を結び、市はPRで協力し、今回の企画はその一環とされている。車内には市内の小中学生がメッセージを書いた吊り革のほか、観光地や特産品を紹介する広告も掲示されている。
同編成は、JR化後の1987年“コカ・コーラ”レッドカラーの電車に抜擢され、真っ赤な車体が、湘南色115系に見慣れた私に新時代の到来を感じさせた。その後、2017年1月から、“イイヅナのリンゴ”ラッピング車とし画家の作品を車体に描いた芸術性の高いスタイルで運転され、更に2018年3月からは、多くの方の記憶新しい復刻版“コカ・コーララッピング電車”として2020年10月まで運転された。
そして今回、千曲市が舞台のアニメ 「Turkey ! 」ラッピング車に生まれ変わり7月15日から運用が開始された。これらから、同編成は状態が良好で、かつ強運の持ち主であると感じられる。
「Turkey ! 」ラッピング自体は、期間1年以上との報道がなされているが、115系S11編成の更なる活躍を祈念したい。
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P:久保田健一
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