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鉄道投稿情報局

【2023年春の臨時列車】富士急行線直通特急列車「富士回遊」号の活躍

JR東日本その他私鉄 2023.04.16

大森岳人(東京都)

月江寺の5差路踏切を河口湖へ向けて登る 特急「富士回遊81号」。

‘23.4.9 富士山麓電気鉄道大月線 下吉田~月江寺

4編成のE353系付属3連が集うようになった河口湖駅構内。

‘23.4.9 富士山麓電気鉄道河口湖線 河口湖

2022・2023年冬の臨時列車で設定されたE257系5500番代での運行最終日の 特急「富士回遊91号」。

‘23.2.19 中央本線 高尾~相模湖

同E257系5500番代での運行最終日の 特急「富士回遊92号」、「FUJI EXCURSION」表示も一旦見納めか。

‘23.2.19 中央本線 八王子

 中央本線から富士急行線に直通する特急列車「富士回遊号」については、2019年3月ダイヤ改正において、毎日運行のE353系付属3連2往復が新宿~河口湖間を運行開始(新宿~大月は「かいじ」号に併結)され、加えて土休日を中心にE257系500番代5連による富士回遊91・92号が臨時で新宿~河口湖間直通で運行され始めた。

 2020年3月ダイヤ改正において、毎日運行のE353系付属3連が1往復増発され、増発された下りは千葉始発「あずさ3号」に併結される形となった。

 E257系5両を使用した臨時列車「富士回遊」91・92号については、2021年12月30日よりそれまでの500番代の使用から5500番代の使用に変わり、「富士回遊」を表示して走ることとなった。

 一方で今春、2023年3月のダイヤ改正以降の春の臨時列車においては、土休日の臨時便は「あずさ」81・78号と併結する、「富士回遊」81・78号が新たに設定された。ダイヤ改正当日3月18日以降の土休日では、富士急行線河口湖駅では、4本のE353系付属編成が揃う状態となっている。

 ダイヤ改正前、冬の臨時列車まで設定されていた、E257系5500番代使用の「富士回遊」91・92号は、2月19日の運行を、もって一旦運行終了となっている。およそ1年2カ月の運行だった。

 2019年3月ダイヤ改正前までは、土休日運転の「ホリデー快速富士山」ならびに快速「山梨富士」号で189系6連(あるいはE257系5連、E233系6連)×2編成に加え、特急「成田エクスプレス」8号41号の6連と、6両編成(または5両編成)都合3本の河口湖乗入れが行われた時期もあった。

 コロナ禍で「富士回遊」91・92号臨時列車や、富士急行線においても8000系「フジサン特急」、8500系「富士山ビュー特急」も運休、休車となる期間があったが、今春各「富士回遊」号含め、全車指定席に立客の姿が見られインバウンド需要が復活していることが伺える。

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P:大森岳人

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P:大森岳人

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