【富山地方鉄道の市内電車】「イルミネーショントラム」運行中！【年末だものね】

宮島昌之（石川県）

富山駅北口広場のイルミネーション・ツリーの傍を通る「イルミネーショントラム」。

‘22.12.17　富山地方鉄道富山港線 富山駅

車内の窓や天井にLEDイルミネーションやオーナメントが飾られ煌びやかな雰囲気に。

‘22.12.17　富山地方鉄道富山市内軌道線 富山駅

　富山県富山市の富山市観光協会では、富山市内各地をイルミネーションで彩る「とやまスノーピアード」を、今年も2022年12月1日～2023年1月31日までの期間で開催している。

　今年は初の試みとして、富山地方鉄道が市内で運行する路面電車の車内にイルミネーションやオーナメントを飾り付けた「イルミネーショントラム」を運行中だ。「イルミネーショントラム」は、低床車「セントラム」のデ9001（白）に装飾を施したもので、2022年12月1日～2022年12月31日までの運行予定である。ちなみに、「イルミネーショントラム」の運行予定は事前に公表されていない模様。

　低床車の「セントラム」は、富山駅での南北直通化が完工する前までは主に「環状線」で運用していたため比較的遭遇しやすかったのだが、2020年春の完成供用後は運行系統が複雑になり、「ポートラム」「サントラム」と合わせて低床車の3種が入り乱れる形になった。

　よって「イルミネーショントラム」は富山港線を含むすべての系統が運行の対象となっている。一応Webサイト「とやまロケーションシステム」では市内電車の現在位置をリアルタイムで把握できるが、低床車か従来車の判別しかできない。

　「一度でも良いからどうしても！！乗ってみたい、見てみたい」と思われる方は、「待ちぼうけ」を覚悟で時間に余裕を持ちたい。また、「車庫でお休み」という悲劇が起きないよう自身の運に期待することも忘れずにしたい。

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P：宮島昌之