皆越和也(熊本県)
車庫の前に、白いナゾの新型車両が1両。よく見ると同形車がもう1両、クラの中にいる。右手の黄色い車両はMT-3001(「線路点検車」という表示が前面窓に掲出されている)。
上写真の部分アップ状態。車番として「MT-4001」と記されていることから、形式はMT-4000形と推測される。
‘22.12.8 南阿蘇鉄道 高森
現在、災害被災によって立野~中松間が不通となっている南阿蘇鉄道だが、そんな中で新車を導入したようで、高森駅の車庫で2両が既にオンレールの状態となっているところが目撃された。導入計画などは公になっておらず、驚きの状況と言える。
現車は新潟トランシス製と思われるスタイルで、全体的な塗色は白、青いラインがあしらわれているように見える。吊り目形状のライトケースが印象的で、京都丹後鉄道KTR300形との類似性を感じる(ライトケース自体の形状は実際には異なる)。正面には「MT-4001」という車番が記されているのを確認でき、形式としてはMT-4000形となると推測できる。
今後の公式発表が楽しみなところだ。なお、南阿蘇鉄道の現在の営業区間は中松~高森間で、JR豊肥本線と接続する立野方が不通という状況だが、2023年夏の全面復旧を目指して工事が進められている。(編集部・記)
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